2018年10月21日日曜日

マネジメントの悩みをすっきり言語化してくれる「組織の毒薬」

管理職についていたり、組織やプロジェクトの先輩・リーダーのポジションにいて部下や後輩が下についているような方は、多かれ少なかれ皆、組織や部下のマネジメントに頭を悩ませていると思います。

「もっとこう動いてほしいのに」「ほんとはこういう理想を目指しているんだけど」「なんとなくコミュニケーションがうまくとれていない」などなど。そんな時に、今回紹介する「組織の毒薬」という書籍を読んだところ、自分のマネジメントの悩みやもやもやを、すっきり言語化してくれた気持ちになり、とても良かったのでオススメします。

この書籍は、現在AbemaTVなどを手掛けるあのサイバーエージェントの副社長、日高裕介さんが書いたもので、もともとは社内で社員にあてたコラムをまとめたもののようです。




確かに、読んでみると、サイバーエージェント社内の内容や用語が出てくるのですが、本質的なところでは、組織マネージメントを考えるにあたって、当てはまる部分や気づきや学びが得られるものと感じて、手に取って読んで、私はとても良かったです。(アマゾンのレビューを見ると、あまり良い評価がついていませんが、私としては高評価です)

以下、書籍から一部引用(太字)して、特に私の心に刺さったことを紹介します。これを見て興味を持った方はぜひ読んでみることをおすすめします。


行き詰った時は「どちらが大事か」よりも「どちらを先にやるべきか」を考えると出口が見つかるかもしれない。

行き詰ったり、タスクが増えすぎて自分の仕事が回っていないときには、この言葉を参考に先にやるべきことを優先して手をつけると、確かに結果的に改善されていたりします。または先にやれることから済ましてしまう、というのも単純にタスクが消し込めて精神的にも少し楽になったりします。


自分のイメージできる「割りに合うもの」にしか手をつけなければ、得られる結果はそこそこ

「割に合わない」という思いが浮かんできたり、組織から聞こえてきたりするようなときがあると思いますが、そんなときはこの言葉を思い出して、本当に求めている成果や目標に向かって奮起する・させるようにしています。


管理職をマネージャーといいますが、私のマネージャーの定義は「任されたことをなんとかする人」

問題が何か、解決方法・手段は何かを明示されないのは当たり前で、それを「なんとかする」のが組織マネージメントだと、肝に銘じます・・・難しいことだとも思いますが。

社内イベントを運営する個人も、組織についてよく考え、知ろうとする過程で、普段の仕事では見えない自分の組織を俯瞰することができます。

これは実感していますが、こうやって言語化されることで腹に落ちました。いまどき社内イベントなんて・・・という風潮もあるかと思いますが、強い組織を作っていくひとつの手段としては、やはり有効なのだろうなと思います。

リーダー(組織)に必要なものはビジョンの提示とコミュニケーション

これはマネージメントを行う者が常に意識しておくことでしょうね。


以上、いくつか紹介しましたが、まだまだたくさんの学びや気づきの得られることが書いてある書籍ですので、ぜひ興味を持った方は読んでみてはどうでしょうか。


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